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監視資本主義

THE SOCIAL DILEMMA
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配信:2020年(Netflix)/ アメリカ / 監督:ジェフ・オーロースキー / 94分
テーマ:SNSのしくみを知る ── 特集「情報を見極める」 第8回

「無料で使えるサービスなら、商品になっているのは、あなた自身かもしれない」──。SNSや検索サービスを実際に設計してきた元IT企業の社員たちが、その「しくみ」を語るドキュメンタリーです。この記事では、SNSがどうやって私たちの時間と注意を集めているのかを考えます。

🔍 特集「情報を見極める」── 映画で学ぶメディアリテラシー
  1. 羅生門
  2. 市民ケーン
  3. 父親たちの星条旗
  4. スポットライト 世紀のスクープ
  5. アルゴ
  6. JFK
  7. ソーシャル・ネットワーク
  8. 監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影(この記事)
📄
授業で使えるPDF資料(2種類)
先生向けの授業ガイド(授業の流れ・発問例・配慮点)と、生徒用ワークシート。
📚 もくじ
  1. この映画と特集の最終回
  2. どんな作品?
  3. SNSはどうやってお金をかせぐ?
  4. 「やめられない」のはなぜ?
  5. 情報の「かたより」
  6. この作品への批判も知っておこう
  7. 今日からできること
  8. 授業で使える問い
  9. 考えるワーク
  10. 今日のまとめ
1この映画と特集の最終回

この特集では、証言の食い違い、メディアの力、写真や映画の脚色、陰謀論、そしてSNSの誕生を見てきました。

➡ 最終回は、今まさに私たちが毎日使っているSNSや動画サービスの「しくみ」そのものに目を向けます。

2どんな作品?
  • 🎥 ドキュメンタリー+ドラマ元IT企業の社員や研究者へのインタビューと、スマホに夢中になるある家族を描いたドラマ部分が交互に進みます。
  • 👤 語るのは「作った人たち」GoogleやFacebookなどで働いていた人たちが、自分たちが設計したしくみについて語ります。
  • 🏆 エミー賞アメリカのテレビ界の賞であるエミー賞で、ノンフィクション番組の脚本賞と編集賞を受賞しました。
3SNSはどうやってお金をかせぐ?

多くのSNSは無料で使えます。では、会社はどうやって利益を上げているのでしょうか。

  • ① 広告で収入を得るSNSの主な収入は、画面に表示される広告です。
  • ② 長く見てもらうほど得をする利用者が長く使えば使うほど、多くの広告を見せることができます。
  • ③ データで「好み」を予測する何を見て、何に「いいね」をしたか。行動のデータから、その人が興味を持ちそうなものを予測します。
🔑 「監視資本主義」とは

人々の行動データを集めて分析し、利益につなげる経済のしくみを、研究者ショシャナ・ズボフは「監視資本主義」と名づけました。邦題はこの言葉からとられています。

4「やめられない」のはなぜ?
🟧 通知赤いマークや通知音が、「今すぐ見なきゃ」という気持ちを引き出す。
🟧 無限スクロール終わりがないので、区切りをつけにくい。
🟧 「いいね」反応がもらえるかどうかが気になり、何度も確かめてしまう。
🟧 おすすめ自分の好みに合ったものが、次々と表示される。

➡ 「自分の意志が弱いから」だけではなく、長く使わせるように設計されていることを知るのが第一歩です。

5情報の「かたより」

SNSは、一人ひとりの好みに合わせて情報を表示します。便利な反面、次のようなことも起こりえます。

  • ① 見たい情報ばかりになる自分と同じ意見ばかりが表示され、違う意見にふれにくくなる。
  • ② 強い言葉が広がりやすい怒りや驚きをさそう投稿は反応されやすく、広がりやすい傾向があると指摘されています。
  • ③ 人によって「見えている世界」がちがう同じ出来事でも、人によってまったく違う情報を見ていることがある。

※特集第1回『羅生門』の「立場によって見える話が変わる」ことが、今度はアルゴリズム(表示のしくみ)によって起きているとも言えます。

6この作品への批判も知っておこう

この作品は大きな話題になった一方で、批判もありました。

  • 🏢 企業からの反論Facebook(現Meta)は、この作品が問題を単純化しすぎているという趣旨の反論を公表しました。
  • 🎭 ドラマ部分の演出家族のドラマ部分は、わかりやすくするために大げさに描かれている、という指摘もあります。

➡ ドキュメンタリーも「作り手の視点」でまとめられた作品です。この特集で学んだ目で、この作品自体も見てみましょう。

7今日からできること
🟩 ① 通知を見直す本当に必要な通知以外は、オフにしてみる。
🟩 ② 使う時間を決めるスクリーンタイムを確認し、使う時間や場所を決める。
🟩 ③ 違う意見にもふれる自分と違う立場の情報源も、意識して見てみる。
🟩 ④ 広める前に立ち止まる強い感情がわいた投稿ほど、シェアする前に確かめる。
8授業で使える問い
🟩 問い1(情報)「無料のサービスでは、利用者が商品になっている」とは、どういう意味だろう?
🟩 問い2(社会)SNSの設計について、会社・利用者・国は、それぞれ何ができる?
🟩 問い3(メディア)このドキュメンタリー自体の「視点」や「演出」には、どんなものがあった?
🟩 問い4(生活)自分のスマホの使い方で、変えてみたいことは?
9考えるワーク
なまえ:
① SNSがお金をかせぐしくみを、図や言葉でまとめよう
② 自分のスマホで「ついやめられない」と感じる機能は?
③ 特集8本を通して、情報の見方で変わったことは?
④ 今日から1週間、試してみることを決めよう

🌱 今日のまとめ

SNSは便利な道具であると同時に、私たちの注意を集めるように設計されています。

しくみを知れば、使い方を選べる。
  • 多くのSNSは、広告で収入を得ている。
  • 長く使わせるための通知・無限スクロール・おすすめなどの設計がある。
  • 表示のしくみで、人によって見える情報がかたよることがある。
  • 作品への批判も知り、ドキュメンタリー自体も見極めよう。
🐟 ちょこっと豆知識

この作品に出演しているトリスタン・ハリスは、元Googleのデザイン倫理担当者で、テクノロジーを人間にとってよりよいものにすることをめざす団体「センター・フォー・ヒューメイン・テクノロジー」を共同で立ち上げました。

先生・保護者の方へ:『監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影』はNetflixで配信されているドキュメンタリーです。暴力的な描写はほとんどありませんが、若者の心の健康に関する話題(自己肯定感の低下など)にふれる部分があります。本ページは中学生以上を想定しています。企業側の反論など、作品への批判もあわせて紹介し、一方的な見方にならないよう配慮してください。授業での利用には、配信サービスの利用規約や、教育機関向けの適切な権利処理が必要になる場合があります。

著作権について:本記事の解説文はすべてオリジナルで作成しています。映画のポスター画像・俳優写真・場面写真は使用していません。作品の著作権は各権利者に帰属します。

AI生成コンテンツについて:本記事はAIを活用して作成しています。内容に誤りが含まれる可能性があるため、授業でご利用の際は事実関係をご確認ください。誤りにお気づきの場合は、お問い合わせよりお知らせください。

📚 参考資料(主な出典)