教科書の「戦死者〇万人」という数字の向こうには、一人ひとりの人生がありました。兵士・市民・指導者・交渉人など、さまざまな立場の目から戦争を見つめ、平和を守るために何ができるかを考える全8回の特集です。
同じ戦争でも、誰の目から見るかで、見えるものはまったく変わります。この特集では、8本の映画を4つの立場に分けて、戦争と平和を多面的に考えます。
第一次世界大戦(1917年)から、冷戦、1994年のルワンダまで、時代の古い順に並べています。どの回からでも読めます。全8回の解説ノート・生徒用PDF・教員用PDFを公開中です。
前線の仲間に「攻撃中止」を伝えるため、二人の若い兵士が戦場を横切る。一通の伝令と、一人の命の重さを考えます。
愛国の演説にあこがれて志願した若者が、塹壕で見た現実。美しい言葉と戦場の落差から、戦争を美化しない目を育てます。
陸・海・空の三つの視点で描く1940年の大撤退。民間の小さな船も救出に向かった「撤退の勇気」を考えます。
ナチス党員の実業家が、多くのユダヤ人の命を救うまで。一人の選択の重みと、傍観しないことの意味を考えます。
日本兵たちが家族にあてた手紙から見る硫黄島の戦い。「敵」にも家族と日常があったことを想像します。
塩の行進などの非暴力・不服従で、インド独立を目指した生涯。暴力に頼らず社会を変える方法を考えます。
冷戦のさなか、一人の弁護士がスパイの交換交渉に挑む。対話と交渉で緊張をほどく力を学びます。
虐殺のさなか、ホテルに逃げてきた人々を守り続けた支配人。世界の無関心と、見捨てない勇気を考えます。
1本だけでも授業はできますが、複数の作品を組み合わせると、戦争の見え方がぐっと立体的になります。