クラスにも、社会にも、いろいろな人がいます。見た目、障害、人種、性別、生まれた国。「ちがい」を怖がるのではなく、力に変えるために、映画の登場人物たちの出会いと変化を見つめる全8回の特集です。
ちがいそのものが問題なのではありません。問題になるのは、思い込み・偏見・差別のしくみによって、ちがいが「壁」になるときです。この特集では、8本の映画を4つの視点で見ていきます。
前半(第1〜4回)は学校や身近な場面の「ちがい」、後半(第5〜8回)は社会の中の「ちがい」を扱います。対象学年は作品ごとに異なります。全8回の解説ノート・生徒用PDF・教員用PDFを公開中です。
顔に障害のある少年オギーが、初めて学校に通う1年間。家族や友だちの視点からも描かれる物語で、「親切を選ぶ」ことの意味を考えます。
耳の聞こえない少女と、かつて彼女をいじめた少年の再会。手話や「伝える」ことの難しさ、いじめの「見ていた側」の責任を考えます。
ウサギの警察官とキツネの詐欺師。「〇〇だから△△」という決めつけが、どう生まれ、どう広がり、どう人を傷つけるのかを考えます。
NASAで宇宙開発の計算を支えた黒人女性数学者たちの実話。声を上げる、学び続ける、ルールを変える──3人の壁の越え方を比べます。
首から下がまひした大富豪と、介護の経験がない若者の実話にもとづく友情。「同情しない」ことから生まれる対等な関係を考えます。
1962年、黒人ピアニストと運転手が人種差別のきびしい南部をめぐる旅。差別の「しくみ」と、作品への批判もあわせて考えます。
炭鉱の町でバレエに出会った11歳の少年。「男がバレエなんて」という思い込みと、だれかの「好き」を支える力を考えます。
ペルーからロンドンにやってきたクマと、彼を迎えた家族。移民・難民の歴史とも重なる物語から、「居場所」をつくる社会を考えます。
「ちがい」を扱う授業では、特定の子どもに注目が集まらない配慮がいちばん大切です。そのうえで、作品を組み合わせると理解が深まります。